許認可(風俗営業関連)

【アイデアざくざく】スナック向けお正月イベント6選!

2025年12月1日

「お正月に何かイベントをしたいけれど、どんな企画がスナックに向いているんだろう…」と悩んでいませんか? 年末年始は集客の大チャンスなのに、アイデアが思いつかず不安になる方は少なくありません。

でも安心してください。この記事を読めば、スナックにぴったりの盛り上がるお正月イベントのアイデアがすぐに見つかります。さらに、実施までの流れや注意点までわかるので、初めてでも迷わず準備が進められます。

2025年から2026年へむけての年末年始、あなたのお店が「また来たい」と思われる空間になるためのヒントが詰まっています。ぜひ最後までお読みいただき、最高の新年イベントを実現してください。

スナックでお正月イベントを開催するべき理由

年末年始は、1年の中でもお客さまが「どこかへ行きたい」「誰かと過ごしたい」と思いやすい特別な時期です。
スナックでも、このタイミングに合わせてイベントを行うことで、常連客の満足度アップや新規客の来店につながります。

ここでは、スナックがお正月イベントを開催することで得られる3つのメリットを具体的に解説します。

年末年始は集客チャンスになる

年末年始は、多くの人が「普段よりちょっと贅沢をしたい」と考えるため、スナックにとって大きな集客のチャンスになります。
この時期は人が動きやすく、忘年会や新年会の延長で二次会・三次会として利用されるケースも増えます。

また、帰省中の地元客が久しぶりに訪れる機会にもつながりやすく、売上アップを狙うには最適なタイミングです。
普段は来ない層が流れてくるため、自然と新規顧客との接点が生まれやすい点も魅力です。

お正月イベントが常連客の満足度アップにつながる

お正月イベントを開催することで、常連客に「この店はいつ来ても楽しい」と感じてもらいやすくなります。
特に年末年始は、常連客が友人や家族を連れて来店するケースも多いため、客同士の交流が生まれやすいのもポイントです。

さらに、期間限定の特典や特別メニューを提供することで、「常連でよかった」と感じてもらい、リピート率の向上にもつながります。
結果として、イベントが常連客との関係を深めるきっかけになり、安定した売上の確保にも役立ちます。

新規客を呼び込みやすい「特別感」とは

お正月は「一年のはじまり」という特別なムードがあり、その雰囲気に合わせたイベントは新規客の心をつかみやすい特徴があります。
特に、福袋・お年玉・限定割引といった企画は「今だけ」という魅力が強く、初めてのお客様に対しても効果的です。

お正月ならではの装飾やメニューを用意するだけでも、SNS映えや口コミ効果が期待でき、新しい客層の来店を促します。
短期間でも強い訴求力を持つため、新規顧客獲得のきっかけとして非常に有効です。

スナックでできるお正月イベントのおすすめアイデア6選

お正月は、普段とは違う「特別感」を演出しやすく、スナックでもイベントを仕掛ける絶好のタイミングです。
ここでは、お客様が喜びやすく、なおかつ実施しやすい6つのイベントアイデアを紹介します。

集客・売上アップの両方に効果的な内容なので、自店に合うものから取り入れてみてください。

  • カウントダウンイベント
  • 期間限定の割引・お年玉クーポン
  • 福袋販売
  • ゲーム大会
  • お年玉企画
  • 新年カラオケ大会

カウントダウンイベント|年末の盛り上がりを最大化

カウントダウンイベントは、年末の高揚感を活かして一気に盛り上がれる定番企画です。
「お客様と一緒に年を越す」という体験は特別感があり、思い出に残りやすいためリピートにもつながります。

店内を年越し仕様に装飾し、0時ぴったりに乾杯するだけでも雰囲気は一変します。年越しそばを提供するのもよいでしょう。
さらに、限定ドリンクやカウントダウン専用の特典を用意すれば、満足度が高まり来年以降も継続しやすいイベントになります。

年越しの瞬間を共有することで、お客様との距離もぐっと縮まり、スナックならではの一体感を作り出せます。

期間限定割引・お年玉クーポン|リピート率が上がる特典

期間限定の割引や「お年玉クーポン」は、年始に来店したお客様に特別感を与えつつ、再来店を促す効果があります。
たとえば「1月限定のボトル割引」や「次回来店で使える500円オフクーポン」など、わかりやすい特典が好まれます。

お財布事情が厳しくなりがちな年末年始でも、特典があることで利用しやすくなる点もメリットです。
さらに、クーポンの有効期限を1〜2ヶ月後に設定することで、自然とリピート率が上がります。

費用を抑えながら集客と再来店を同時に実現できる、非常にコスパの良い企画です。

福袋販売|低予算でも利益アップが狙える人気企画

福袋販売は、低コストで実施しやすく、利益率を高めやすい企画のひとつです。
店内で余っているストック商品や小物、ミニボトルなどを組み合わせるだけでも十分に魅力的な福袋になります。

「中身はお楽しみ」とすることで、必要以上のコストをかけずにワクワク感の演出も可能です。
さらに数量限定にすると希少性が生まれ、購入率が上がりやすくなります。

客単価アップにもつながり、お正月の売上を上乗せしたいスナックにとって非常に相性の良いイベントです。

お正月ならではのゲーム大会(福笑い・くじ引きなど)

お正月らしいゲーム大会は、場が和みやすく、初対面のお客様同士でも自然に会話が生まれるという強みがあります。
福笑い・くじ引き・おみくじなど、低コストかつ短時間で楽しめる内容が特におすすめです。

景品を用意すれば盛り上がりはさらにアップしますが、100円〜300円程度の小物でも十分満足してもらえます。
ただし、ゲームは接待行為に該当する可能性があるため、風俗営業1号の許可が必要な点には注意が必要です。

工夫次第で幅広い客層に楽しんでもらえるため、取り入れやすいイベントとして人気があります。

来店者全員にお年玉企画|SNS投稿と相性抜群

来店者全員に「お年玉」を渡す企画は、お正月らしい華やかさがあり、SNSでの話題性も抜群です。
中身はドリンク券や割引券、ちょっとしたお菓子など、低予算でも十分に喜ばれます。

「何が当たるかわからない」ランダム式にすると、さらにワクワク感が増し、SNS投稿されやすくなります。
投稿が広がることで、新規客の認知にもつながり、宣伝効果が期待できる点も魅力です。

手軽ながら満足度が高く、初めてイベントを実施するスナックでも取り入れやすい企画です。

新年カラオケ大会|盛り上げつつ滞在時間を延ばす定番企画

新年のカラオケ大会は、手軽に盛り上がれるうえ、お客様の滞在時間を自然に伸ばせるイベントです。
曲ごとの点数で競ったり、優勝者に小さな景品を渡すだけでも参加意欲が高まります。

カラオケは年齢層を問わず楽しめるため、常連客・新規客のどちらにも参加してもらいやすいのがメリットです。
ただし、カラオケ大会も接待行為と判断される可能性があるため、事前に風俗営業1号の許可を取得しておく必要があります。

安全に配慮しつつ盛り上げれば、お正月らしい賑やかな雰囲気を作り、満足度の高いイベントになります。

関連記事

スナックでお正月イベントを成功させる5つの手順

お正月イベントを成功させるには、思いつきで進めるのではなく、事前準備から当日の運営までの流れをしっかり押さえておくことが大切です。
ここでは、スナックでも無理なく実施できる5つのステップを整理して解説します。

準備の抜け漏れを防ぎ、安心してイベント当日を迎えられるよう、順番に確認していきましょう。

まずは「イベントの目的」と内容を企画する

お正月イベントを成功させるためには、最初に「なぜ開催するのか」という目的を明確にすることが大切です。
たとえば「常連さんへの感謝」「新規客の獲得」「売上アップ」など目的によって企画の方向性が変わります。

目的が定まっていれば、カウントダウン・福袋販売・割引など、どの企画を選ぶべきか迷いません。
また、店の雰囲気や客層に合った内容にすることで、お客様の満足度も高まりやすくなります。

企画段階を丁寧に行えば、イベント全体の成功がぐっと近づきます。

無理なく実施できるイベント予算を決める

予算を最初に決めておくと、無理のない範囲でイベントを運営でき、後から赤字になるリスクを避けられます。
特にお正月イベントは「限定メニュー」「景品」「装飾」など細かい出費が増えがちです。

事前に「使える上限額」と「優先すべき費用」を決めておくことで、必要な部分にしっかり予算を割り振れます。
また、割引企画を検討する場合も、どれくらいの原価や利益率になるかを把握しておくと安心です。

無理のない予算計画が、安定したイベント運営につながります。

福袋・ゲーム・装飾など必要な備品を揃える

イベントの内容が決まったら、必要な道具や消耗品を早めに揃えておくことが重要です。
福袋なら袋や中身のアイテム、ゲームなら景品・道具、カウントダウンなら装飾品など、準備するものは意外と多くなります。

チェックリストを作っておくと、買い忘れを防げてスムーズです。
また、100円ショップやネット通販を活用すれば、低予算でも十分に雰囲気を作り出せます。

備品の準備が整っていると、当日の運営に余裕が生まれます。

SNS・LINE・店頭で早めに告知するポイント

イベントは「早めの告知」が成功の鍵です。
1〜2週間前からSNSやLINE、店頭ポップで発信しておくことで、お客様に予定を組んでもらいやすくなります。

特にLINEは常連客に直接届くため、リマインド効果が高くおすすめです。
また、写真つきの投稿や、福袋の一部をチラ見せするなど、ワクワク感のある告知は反応率が上がります。

計画的な告知が、イベント当日の集客を大きく左右します。

当日のスタッフ配置・流れを決めてスムーズに運営する

当日は通常営業より忙しくなるため、事前に流れを整理しておくと混乱を防げます。
スタッフの役割分担や、ゲームの進行・クーポン配布・会計のタイミングなどを決めておくと安心です。

また、混雑しやすい時間帯を想定し、どのタイミングでイベントを挟むかも決めておきましょう。
事前に打ち合わせをしておくことで、スタッフ全員が同じ動きで対応でき、スムーズに進行できます。

準備された運営体制が、来店客の満足度を大きく高めるポイントになります。

スナックでお正月イベントを行う際の注意点

お正月イベントは大きな集客チャンスですが、法令面や混雑時のトラブルなど、気を付けるべきポイントも多くあります。
特にカラオケ大会やゲーム大会のような盛り上がる企画は、知らないうちに法律違反になってしまうケースもあるため注意が必要です。

ここでは、スナックが年末年始イベントを安心して開催するために、必ず押さえておきたい4つの注意点をわかりやすく解説します。

カラオケ大会やゲーム企画は「接待行為」に該当する可能性

カラオケ大会やゲーム企画は盛り上がりやすい一方で、内容によっては「接待行為」に該当する可能性があります。
特に、スタッフが客と一緒に歌ったりゲームの相手をしたりする行為は、接待とみなされるケースが一般的です。

スナックなどの飲食店で接待行為をおこなう場合、事前に「風俗営業1号の許可」を取得していなければいけません。
無許可で接待行為をおこなうと厳しい罰則が科されるため注意が必要です。

そのため、通常の飲食店営業許可だけで運営すると、知らないうちに法令違反となるリスクがあります。
もしイベントの中にスタッフが積極的に参加する企画がある場合は、接待行為に当たらないか事前に確認することが重要です。

安心してイベントを楽しんでもらうためにも、法律面のチェックは欠かせません。

2025年風俗営業法改正による罰則の内容

無許可営業に対する罰則
・2年以下の拘禁刑 ⇒ 5年以下の拘禁刑
・200万円以下の罰金 ⇒ 1,000万円以下の罰金
・200万円以下の罰金 ⇒ 3億円以下の罰金 (法人への罰則)

風俗営業1号許可が必要なケースと申請のタイミング

カラオケやゲームでスタッフが客に接待する形になる場合、風俗営業1号の許可が必要になることがあります。
許可がないまま実施すると違法営業となるため、企画段階で必ず確認すべきポイントです。

風俗営業1号許可は、申請から許可が下りるまで通常1カ月前後かかると言われています。
そのため、年末年始にイベントを行うなら、遅くとも秋頃から準備を進めるのが安全です。

計画的な申請スケジュールが、安心してイベントを開催するための土台になります。

関連記事

トラブル防止のために決めておくべきルール

イベント時は普段より来店客が増えるため、トラブルが起こりやすくなります。
そのため、事前に「ルール」を決めておくことで、混乱を最小限に抑えることができます。

たとえば、くじ引きの回数制限、福袋の購入数制限、飲み過ぎへの対応、泥酔者への入店制限などが挙げられます。
また、ルールは事前告知や店頭掲示でわかりやすく説明しておくと、誤解が減りスムーズな運営につながります。

ルール設定は、スタッフとお客様の安全を守るための大切なポイントです。

年末年始は混雑しやすいためスタッフの負担軽減策

年末年始は普段より客数が増えるため、スタッフへの負担が大きくなりがちです。
そのため、事前に負担を分散する工夫をしておくと、当日の運営が格段にスムーズになります。

たとえば、役割分担を明確にする、ピーク時間にアルバイトを追加する、提供メニューを絞るなどが効果的です。
また、ゲーム進行や福袋販売は「担当者を決めておく」と混乱を防げます。

スタッフが余裕をもって対応できれば、結果的にお客様の満足度も高まりやすくなります。

スナックのお正月イベントは6つのアイデア+5つの手順で成功する

お正月イベントを成功させるには、アイデア選びと準備の流れを正しく押さえることが最も大切です。
本記事で紹介した6つの企画は、どれもスナックの雰囲気に合い、初めてでも実施しやすい内容ばかりだったのではないでしょうか。
さらに5つの準備手順に沿えば、当日の混乱を避けながらスムーズに運営できます。

イベント内容を決め、必要な備品やスタッフ配置を整え、法令上の注意点を確認する。
この一連の流れを早めに始めることで、集客と売上の最大化が実現しやすくなります。

とくにカラオケ企画やゲーム大会などは「接待行為」に該当する可能性があるため、風俗営業許可の確認は欠かせません。
年末年始は警察署も混みやすいため、申請が必要な場合は早めの判断と行動が重要です。

もし「うちのイベントは許可が必要?」「どこに申請すればいい?」と不安がある場合は、行政書士に相談することでリスクを避けながら安全にイベントを実施できます。
準備を前倒しし、安心してお客様を迎えられる環境を整えて、あなたのお店ならではのお正月イベントを成功させてください。

-許認可(風俗営業関連)