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スナック開業時に必要な備品一覧!安く揃えられる沖縄の実店舗もご紹介

2025年9月29日

「沖縄でスナックを開業したいけれど、必要な備品の種類や数量、そしてどれくらいの費用がかかるのか分からない…」そんな不安を抱えていませんか?特に初めての開業では、何を揃えれば良いのか見当がつかず、余計な出費や準備漏れに悩む方が少なくありません。

ですが、安心してください。本記事を読めば、スナック開業に必要な備品リストから数量の目安、さらに新品・中古それぞれの費用相場まで具体的に把握できます。加えて、沖縄で備品を安く揃えられる店舗情報やリサイクルショップも紹介するため、現実的な開業準備が進められるでしょう。

本記事では「必須備品の種類」「備品の費用」「コストを抑える方法」を整理してご紹介しています。読後には「備品リスト+コスト管理」の全体像がつかめ、資金計画にも自信を持てる状態になれます。

沖縄で理想のスナックを始めたい方は、まずこの記事で開業準備の基礎をしっかり固めていきましょう。

スナック開業に必要な備品一覧(最低限の必須アイテム)

スナックを始めるにあたり、まず揃えておきたいのが「最低限必要な備品」です。
グラスや食器などのお客様用のものから、テーブルや椅子といった家具、冷蔵庫や製氷機といった大型設備まで幅広く必要になります。

また、運営に欠かせないレジや帳簿、接客で使うおしぼりや灰皿など細かな備品も忘れがちです。ここでは、スナックを開業する際に最低限必要となる備品をジャンルごとに整理し、具体例を交えて紹介します。

グラス・食器類(お客様用/スタッフ用)

スナック経営で最も使用頻度が高いのがグラスや食器類です。お客様へのドリンク提供がサービスの中心となるからです。

基本的には、ロックグラス、ハイボールグラス、ワイングラス、ビールジョッキなどのドリンク用グラスが必要となります。加えて、おつまみを盛り付ける小皿やボウル、スタッフ用のマグカップや取り皿も用意しておくと安心です。

割れやすい備品なので予備を確保しておくことが安定した営業につながります。十分な数のグラスや食器類を用意することが、お客様へのスムーズな提供と満足度向上に直結します。

テーブル・椅子などの家具類

家具はお店の雰囲気を左右する大切な要素です。特にスナックでは、お客様が長時間座って会話やお酒を楽しむため、快適さとデザイン性の両立が求められます。

必要となるのは、カウンターテーブルとカウンターチェア、ボックス席用のテーブルとソファ、補助用のスツールなどです。小規模スナックでは「カウンター+ボックス席」が基本的なレイアウトになります。

家具を揃える際は、座り心地や高さのバランスに加えて、掃除や配置替えがしやすいかどうかも重要です。費用を抑えるために中古品を活用するのも一案です。

快適な家具を選ぶことは、お客様に「また来たい」と思ってもらえるお店づくりにつながります。

冷蔵庫・製氷機・流し台などの大型備品

スナックの運営において、飲料や食材を保管し、スムーズに提供するための大型備品は欠かせません。特に冷蔵庫や製氷機は日々の営業の基盤となります。

具体的には、業務用冷蔵庫、小型冷凍庫、製氷機、シンク付き流し台、電子レンジ、電気ポットなどが挙げられます。これらはお酒や氷を常に新鮮な状態で提供し、軽食を準備する際にも役立ちます。

導入時は新品だと費用がかさむため、中古の業務用機器を扱う店舗で探すのも有効です。大型備品を適切に揃えることで、仕込みや提供の効率が格段に向上し、営業の安定化につながります。

カラオケ機材や音響設備

スナックの魅力の一つは、カラオケを楽しみながらお客様同士やスタッフと交流できる点です。そのため、カラオケ機材や音響設備は売上に直結する重要な備品となります。

必要なものとしては、カラオケ機本体、モニター、マイク、スピーカー、アンプ、マイクスタンド、リモコンなどがあります。音質や操作性が悪いとお客様の満足度が下がるため、一定以上のクオリティを確保することが重要です。

また、最近は月額利用料制のカラオケサービスもあるため、初期投資を抑えつつ導入する方法も選べます。適切な機材を用意することで、お客様の滞在時間やリピート率を高められるのが大きなメリットです。

領収書・レジ・帳簿など運営に必要な備品

お店をスムーズに運営するには、接客用の備品だけでなく「経営管理の備品」も不可欠です。金銭管理や帳簿の記録が不十分だと、経営が不安定になるからです。

具体的には、レジスター、金庫、領収書、伝票、売上帳簿、電卓、文房具などが必要です。小規模店舗であればレジアプリやタブレットを利用するのも便利です。

お客様からの信頼を得るためにも、領収書は必ず発行できる体制を整えておきましょう。これらの備品を整えることは、経営の「見える化」に役立ち、安心してお店を続けるための基盤となります。

おしぼり・灰皿・メニュー表などサービス用備品

お客様に「心地よさ」を提供するために欠かせないのが、サービス用備品です。こうした小物が揃っているかどうかで、お店の印象は大きく変わります。

主な備品は、おしぼり(使い捨て・布製)、灰皿、メニュー表、ストロー、コースター、ナプキン、爪楊枝などです。細かなものですが、実際に利用される頻度が高く、用意していないと接客に支障が出ます。

費用を抑えるには、まとめ買いや業務用販売店の利用がおすすめです。、こうした備品を充実させることで、お客様に「きちんとしたお店」という安心感を与え、リピーター獲得にもつながります。

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備品はどのくらい必要?数量の目安

必要な備品をリストアップしても、「実際にどれくらい揃えればよいのか?」という疑問はつきものです。過不足なく備品を用意することは、無駄なコストを避けながらスムーズに営業するための重要なポイントです。

ここでは、スナック開業時に多くの方が迷う グラスや食器の数、家具の配置、大型備品の容量、消耗品の買い方 について、具体的な数量の目安を紹介します。

グラス・食器は「席数×2」が基本

グラスや食器は「席数の2倍」を目安に揃えるのが理想です。営業中に洗い物が追いつかず、追加で必要になる場面が多いからです。

たとえば10席のスナックなら、ロックグラス・ハイボールグラス・ワイングラスなどをそれぞれ20個程度用意しておくと安心です。小皿や取り皿も同じ考え方で揃えると効率的です。

割れたり欠けたりすることを考慮し、予備も確保しておくことが大切です。結果的に「席数×2」を意識して準備することで、忙しい時間帯でもお客様にスムーズなサービスを提供できます。

テーブル・椅子は店舗面積とレイアウトから逆算

テーブルや椅子は、ただ数を揃えればよいわけではなく、店舗の広さやレイアウトに合わせて調整することが重要です。

10坪程度の小規模スナックなら、カウンターに5席、ボックス席に4人掛けを2つ配置するスタイルが一般的です。無理に席数を増やすと通路が狭くなり、お客様やスタッフの動線が不便になります。

逆に少なすぎると収益性に影響が出ます。したがって「店舗面積 ÷ 1席あたり必要スペース(約1.2㎡)」を基準に、レイアウトを考えるのがおすすめです。

ゆとりある配置が滞在満足度の向上につながります。

冷蔵庫や製氷機は「来店人数のピーク時」を想定

冷蔵庫や製氷機は、実際に使用する人数のピークに合わせて容量を決めるのが正解です。少なすぎると営業中に氷や飲料が足りなくなり、サービスに支障が出るからです。

一晩に最大20人程度の来店を想定するなら、家庭用冷蔵庫では不足しやすいため、業務用の2ドア冷蔵庫や大型の製氷機を導入すると安心です。

氷は「お客様1人あたりロック2杯分×滞在時間」で計算すると必要量を把握しやすいです。結果的にピーク時を基準に設備を整えることで、安定した接客が可能になります。

消耗品(おしぼり・ペーパー類)はまとめ買いが安心

おしぼりやペーパー類などの消耗品は、こまめに補充するよりもまとめ買いしておく方が効率的です。消耗が早い上に単価が安く、在庫切れが営業の大きなストレスになるからです。

10席規模の店舗なら1日20~30本のおしぼりを消費するため、最低でも1か月分をストックしておくと安心です。ペーパーナプキンやトイレットペーパーも同様に、多めの在庫を確保しておくのがおすすめです。

業務用スーパーやネット通販を活用すれば、単価を下げつつ安定供給できます。消耗品は「まとめ買い+余裕ある在庫管理」が成功の秘訣といえます。

備品購入にかかる費用の目安

スナックを開業する際、必要な備品を揃える費用は決して小さくありません。特に、カウンターやイス、照明、グラスなど、店舗の雰囲気を左右するアイテムは慎重に選ぶ必要があります。

ただし「新品で揃えるのか」「中古やリースを利用するのか」によって金額は大きく変わります。ここでは初期費用の目安や調達方法ごとの違いを解説し、資金計画を立てる際の参考にしてください。

初期費用の目安(小規模スナックの場合)

小規模なスナックを開業する場合、備品購入にかかる初期費用は概ね50万円〜100万円が目安です。これは冷蔵庫や製氷機、グラス、食器類など最低限の設備を揃えた場合の水準です。

飲食店は安全性や清潔感を維持するために、家庭用よりも耐久性のある業務用機器が求めらます。予算を軽視すると開業後に追加購入が必要になるリスクがあります。

したがって、初期費用を正確に見積もることは、安定経営への第一歩といえます。

新品で揃える場合の費用

新品の備品で揃えると、初期費用は100万円〜150万円程度になることが多いです。業務用冷蔵庫や椅子、テーブルなどを新品で購入すると単価が高くかかるからです。

新品を選ぶメリットは、保証やアフターサービスが付いているため、トラブルが少なく安心して使用できる点にあります。特に氷やお酒を扱うスナックでは、機材の故障は営業に直結するリスクです。

開業資金に余裕があるなら新品を選ぶのは長期的に有効な投資だといえます。

中古やリースを活用した場合の費用

一方で、中古品やリースを活用すれば、初期費用を30万円〜70万円程度に抑えることも可能です。特に冷蔵庫やテーブル・椅子などは中古市場に出回っており、十分に使える状態のものが多いです。

中古を選ぶメリットはコスト削減ですが、デメリットは保証が短い、または無いことが挙げられます。リースの場合は月額料金が発生しますが、最新機材を低コストで導入できる利点があります。

資金に限りがある場合は中古・リースを賢く組み合わせることが現実的な選択肢になります。

開業資金には余裕を持つべき理由

備品費用の見積もりができても、予算は常に余裕を持って設定することが重要です。開業直後には思わぬ追加出費が発生する可能性が高いからです。

たとえば、グラスの破損や追加の椅子購入、内装の微調整などで余分な出費が出る可能性があります。
余裕を持たせることで、こうした予期せぬ支出にも対応でき、経営を安定させやすくなります。資金をギリギリに組むと、ちょっとしたトラブルで運転資金を圧迫し、経営が不安定になりかねません。

開業資金には最低でも2〜3割程度の余裕を確保しておくべきです。

沖縄で備品を安く揃えられるおすすめ店舗

沖縄でスナックの備品をなるべく安く揃えたいなら、地元密着の中古・業務用販売店の利用が効果的です。

那覇を中心に、中部・北部にも信頼できる店舗が複数ありますし、業務用厨房機器専門店なら保証付きで安心です。

さらに、ネットと実店舗をうまく使い分ければ、効率的かつコストを抑えた備品調達が可能になります。ここでは、地域別・用途別におすすめの店舗と活用法をご紹介します。

那覇市周辺のリサイクルショップ

那覇市ではテンポスバスターズ那覇店が最もスナック向け備品を安く揃えられる店舗です。業務用家具や厨房機器が、新品・中古ともに揃い、送料も無料のケースもあるからです。

店内ではテーブルや椅子だけでなく、冷蔵庫や製氷機など多彩な商品が揃えられています。店舗だけでなくインターネットで購入もできるため、那覇市以外で営業する方にもおすすめです。

費用を抑えつつ信頼性ある備品を揃えたい方には、テンポス那覇店が第一候補になるでしょう。

テンポスバスターズ那覇店

〒902-0074
沖縄県那覇市仲井真299-1
TEL|098-855-0319
営業時間|10:00~19:00(土曜定休日)

中部・北部で使いやすい中古品販売店

中部や北部エリアでは、北中城村にあるリサイクル市場沖縄が頼りになります。タテ型冷蔵庫・製氷機・テーブル・椅子など、業務用厨房機器や店舗用品が豊富に取り揃えられているからです。

リサイクル市場沖縄では、大型備品を中心にさまざまな店舗備品を取り扱っています。中部・北部で開業予定の方には、中古備品を探す上で訪問価値の高い店舗です。

リサイクル市場沖縄

〒901-2423
沖縄県中頭郡中城村北上原893
TEL|098-894-2988
営業時間|9:00~17:00(土日祝日休)

業務用厨房機器を扱う沖縄の専門店

リサイクル厨房館は浦添市で中古厨房機器を専門に取り扱う店舗です。
冷蔵庫やガスコンロ、製氷機など幅広い商品ラインナップがあり、在庫は随時入れ替わります。

動作確認済みの商品が多く、保証が付く場合もあるため中古品でも安心感があります。
また、店舗スタッフによる機器選びのアドバイスも受けられるため、初めての開業でも心強いです。

コストを抑えて機器を揃えたい場合に最適な選択肢といえるでしょう。

沖縄の業務用厨房機器専門 | リサイクル厨房館

〒901-2122
沖縄県浦添市勢理客2丁目15−1
TEL|098-878-3182
営業時間|9:00~17:00
休日|土・日曜日、元日〜3日、GW、旧盆

スナック備品を揃える前にやるべき手続き

スナック開業では、備品を用意する前に必ずクリアしておくべき行政手続きがあります。

特に重要なのが「飲食店営業許可」「消防法に基づく手続き」「風営法上の許可」です。

これらの申請を怠ると、せっかく備品を揃えても営業を始められない可能性があります。ここでは、それぞれの手続きの流れや注意点を整理します。

飲食店営業許可の取得

スナックを開業するには、まず保健所で「飲食店営業許可」を取得する必要があります。これは、食品衛生法に基づき、安全に飲食を提供するための最低条件です。

許可を得るには、調理場の広さや換気設備、手洗い場の設置など、基準に合った店舗設備が必要になります。また、申請には営業許可申請書、店舗平面図、食品衛生責任者の資格証明書などを提出します。

手続をおこなう保健所は店舗の所在地によって異なります。たとえば、那覇市で開業する場合は那覇市保健所(那覇市与儀1丁目3番21号)が窓口です。公式サイトから申請書式や手続きの詳細を確認できます。

この手続きを済ませることで、初めて飲食店として営業できる状態になります。

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消防法に基づく手続き(防火対象物使用開始届、防火管理者選任届など)

次に欠かせないのが、消防法に基づく届出です。スナックは不特定多数の人が利用するため、防火管理体制を整えることが義務付けられています。

必要な手続きには、防火対象物使用開始届、防火管理者選任届、消防用設備設置届、消防計画の提出などがあります。店舗の規模や収容人数によって提出書類が変わるため、事前確認が重要です。

那覇市内であれば那覇市消防局(那覇市泉崎1丁目15番15号)が窓口になります。公式ページから届出書をダウンロードできるほか、事前相談も受け付けています。

これらを怠ると営業停止や罰則の対象になるため、開業準備の早い段階で進めておくことが大切です。

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風営法上の許可申請

スナック営業の中には、カラオケや深夜営業など、風営法に該当するケースがあります。深夜0時以降にアルコールを提供する場合や、接待行為が伴う場合には「深夜酒類提供飲食店営業の届出」や「風営法1号の許可」が必要です。

カウンター越しに会話をして盛り上げる程度なら接待に当たらないケースもありますが、隣に座っての接客やカラオケのデュエットなどは接待に該当する可能性があります。

沖縄県内では、店舗所在地を管轄する警察署の生活安全課が窓口です。那覇市なら那覇警察署(那覇市与儀1丁目8番1号)が担当します。公式サイトでは必要書類や図面の記載方法が確認できます。

この申請を忘れると、無許可営業となり厳しい処罰を受ける恐れがあるため、必ず事前に確認しておきましょう。

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まとめ|備品選びは「必須リスト+コスト管理」が成功のカギ

スナック開業を成功させるには「必要最低限の備品からスタートし、コスト管理を徹底すること」が何よりも重要となります。

最初から全てを揃えようとすると大きな負担になるため、まずはグラス・椅子・冷蔵庫など必須アイテムに絞り、徐々に追加していく形がおすすめです。開業直後は売上が安定せず、不要な出費が経営を圧迫するリスクが高いからです。

必要最低限の備品からスタートすると、無理のない運営につながります。

さらに 「費用を抑えるには中古やリサイクルの活用が効果的」で、沖縄には那覇市や中部のリサイクルショップ、厨房機器専門店など活用できる場所が多く存在します。実店舗とネットを使い分けることで、コスト削減と品質確保の両立が可能です。

そして何より大切なのは「 手続きと資金計画をしっかり整えて、安心して開業をスタート」させることです。飲食店営業許可、消防法の届出、風営法の申請を済ませた上で、余裕を持った資金計画を立てれば、安心して営業を始められます。

こうした準備を一人で進めるのは大変に感じる方も多いでしょう。その場合は、行政書士に相談することで手続きや許可申請をスムーズに進められ、備品選びに集中できる環境を整えられます。ぜひ本記事を参考に、無理のない計画でスナック開業を実現してください。

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