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【コンカフェ】年末年始のイベントアイデア7選と準備手順をご紹介

2025年12月3日

「年末年始のイベント、今年は何をやれば盛り上がるんだろう…」と悩んでいませんか?コンカフェを運営していると、毎年マンネリを避けたい気持ちもありつつ、具体的なアイデアが浮かばないこともありますよね。

でも安心してください。この記事では、あなたの店舗で実現できる年末年始イベントのアイデアをわかりやすく紹介し、すぐに実践できる企画づくりをサポートします。

読み終える頃には、「こういうイベントならうちでも成功できる!」と自信を持って準備を進められるはずです。

この記事では、実際に人気コンカフェが行っているイベント事例や、利益につながる企画の考え方など、実践ベースの内容をまとめています。

あなたの店舗をさらに魅力的にする年末年始イベントの第一歩として、ぜひ本記事を参考にしてください。

年末年始イベントコンカフェに必要?

年末年始は一年の中でも特に来店意欲が高まりやすく、コンカフェにとって大きなチャンスになります。
普段とは違う「特別感」を演出しやすいため、既存ファンの満足度アップだけでなく、新規のお客様にもアプローチしやすい時期です。

さらに、季節イベントを取り入れることでお店の魅力が明確になり、他店との差別化にもつながります。
ここでは、年末年始イベントがコンカフェの集客にどのように役立つのか、その理由を具体的に解説します。

年末年始イベントは集客につながる

年末年始は「非日常的な体験をしたい」という心理が強く働くため、イベントを開催することで来店意欲を大きく引き上げられます。
この時期は仕事の休暇や帰省などで時間に余裕があるお客様も多く、飲食・エンタメにもお金を使いやすい傾向です。

そのため、特別メニューやコスプレ企画を用意するだけでも話題性が生まれ、新規の来店を促しやすくなります。
集客を伸ばすタイミングとして、年末年始は非常に効果的です。

リピーター獲得・新規客増加につながる

年末年始イベントを行うことで、「毎年恒例の楽しみ」として定着し、リピーターの来店動機を強化できます。
特に、福袋やお年玉企画のような1年に1度きりの特典は、お客様にとって参加価値が高く、再来店のきっかけになります。

さらに、この時期は初めてコンカフェを利用する方も増え、イベントをきっかけに新規ファンを獲得しやすい点も魅力です。
短期間でリピーターと新規客の両方にアプローチできるのが、年末年始イベントの大きな強みです。

同業他店との差別化にもなる「季節イベント」の重要性

同じようなコンセプトのお店が増える中、季節イベントは「この店ならでは」の魅力を出せる大きな武器になります。
年末年始は特に他店も集客に力を入れる時期のため、季節感を活かしたイベントは競合との差別化に欠かせません。

オリジナル衣装や限定フードなどを取り入れることで、SNS映えしやすく認知拡大にもつながります。
「このお店の年末年始は毎年楽しい」という印象をつくることで、選ばれるコンカフェへと成長できるでしょう。

コンカフェでおすすめの年末年始イベントアイディア7選

年末年始は、普段以上に「特別感」を演出できるため、イベント企画によって売上アップや話題づくりがしやすい時期です。
コンカフェと相性の良いイベントを取り入れることで、お客様が参加したくなる仕掛けを作れます。

ここでは、コンカフェが実践しやすく、集客に直結しやすい年末年始の人気イベントアイディア7選を紹介します。
どの企画もすぐに導入しやすいため、自店の雰囲気に合わせて取り入れてみてください。

  • コスプレイベント
  • 期間限定の割引
  • お正月限定メニュー
  • 福袋販売
  • お年玉企画
  • カウントダウンイベント
  • ゲーム企画

【巫女・振袖コス】年末年始限定コスプレイベント

巫女や振袖など、年末年始ならではの衣装は特別感が強く、来店のきっかけづくりに非常に有効です。
普段とは違う雰囲気を楽しめるため、既存ファンだけでなく新規のお客様にも強くアピールできます。

さらに、写真映えするコスチュームはSNSでの拡散効果も高く、宣伝にもつながります。
衣装の準備が比較的簡単で、スタッフにとっても楽しめるイベントとして取り入れやすい点も魅力です。

【正月限定価格】お得な割引イベント(セット割・延長割など)

年末年始は普段よりも来店意欲が高まるため、限定価格を設定することでさらなる集客効果を狙えます。
たとえば、「お正月セット割」や「延長10分サービス」など、来店ハードルを下げる工夫が有効です。

割引は新規客が試しやすいきっかけになるうえ、既存のリピーターにも喜ばれるメリットがあります。
期間限定の特別価格を打ち出すことで、「今行かなきゃ損」という心理を引き出せるイベントです。

【数量限定メニュー】お雑煮・お汁粉などお正月限定メニュー

お雑煮やお汁粉など、お正月気分を味わえる限定メニューは、季節感を演出しやすい人気企画です。
数量限定にすることで希少性が生まれ、お客様の注文意欲を引き上げられます。

また、普段のメニューとの差別化にもなるため、SNSでの話題づくりにも役立ちます。
仕込み量も調整しやすく、低リスクで導入しやすい点がメリットです。

【福袋販売】オリジナルグッズや特典券を入れた特製福袋

コンカフェならではの特典を詰め込んだ福袋は、年始の定番イベントとして高い人気があります。
中身にチェキ券や割引券、オリジナルグッズなどを組み合わせることで、お客様の満足度を高められます。

福袋は売上アップに直結しやすいうえ、販売数を調整できるため準備も比較的簡単です。
「毎年買いたい」と思ってもらえる恒例企画として育てることもできます。

【お年玉企画】割引券・チェキ券などを配布

来店してくれたお客様に「お年玉」として特典をプレゼントする企画は、リピーター獲得に効果的です。
割引券やチェキ券など、次回の来店につながる仕掛けを入れることで継続的な集客が期待できます。

年始は「得をしたい」「運を試したい」という気持ちが強まるため、お年玉企画との相性も抜群です。
お客様に喜ばれやすく、気軽に導入できるイベントとしておすすめです。

【カウントダウンイベント】年越しをみんなで楽しむ特別企画

年越しの瞬間をスタッフやお客様と一緒に迎えるカウントダウンイベントは、一体感が生まれやすい特別な企画です。
普段では得られない特別体験が提供でき、ファンの満足度が大きく高まります。

イベント限定の乾杯ドリンクや写真撮影などを合わせることで、より思い出に残る時間を演出できます。
年越しそばの提供なども年に一度のイベントとして楽しめるでしょう。

年末のピークタイムを利用できるため、売上アップにもつながる人気イベントです。

【正月ゲーム企画】福笑い・おみくじチャレンジなど

福笑いやおみくじなど、伝統的な正月遊びをアレンジしたゲーム企画は、参加しやすく盛り上がりやすいイベントです。
特典券を景品にすると参加意欲が高まり、自然な形でリピーター獲得へつながります。

ただし、ゲーム内容によっては「接待行為」として風俗営業1号許可が必要になる場合があるため注意が必要です。
事前にルールを確認し、安全かつ合法的に楽しめる内容にすることが大切です。

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コンカフェの年末年始イベントを成功させる準備手順

年末年始イベントを成功させるには、事前準備の質が売上にも満足度にも大きく影響します。
思いつきで企画するのではなく、目的の設定から集客、当日の運営フローまで計画的に整えることが重要です。

ここでは、イベント初心者でも失敗しないための具体的な準備手順を、わかりやすく順番に解説します。

イベントの目的と内容を決める(売上・集客・話題作り)

まず、イベントの目的を明確にすることで、内容の方向性がブレずに企画を進められます。
売上アップを狙うならセット割や福袋、集客を重視するならコスプレ企画など、目的によって最適な内容が変わります。

話題づくりを優先したい場合は、SNS映えする企画を組み込むのも効果的です。
目的と内容をセットで決めておくことで、無駄なく準備でき、成果につながるイベントを実施しやすくなります。

予算を設定し、利益が出るイベント構成にする

イベントを成功させるには、最初に予算を決めて採算ラインを把握することが重要です。
衣装代・フード原価・景品代などを事前に計算し、利益が確保できる価格設定に調整しましょう。

「原価率が高すぎて赤字になった」という失敗はよくあるため、必要費用は細かく洗い出すことがポイントです。
売上見込みを逆算しながら設定すれば、安心してイベントを運営できます。

備品・衣装・メニューなど必要物をそろえる

企画内容が決まったら、必要な備品や衣装、メニューの仕込み量を早めに確認しておくことが大切です。
とくに巫女コスや正月フードなどは人気が高く、直前になると在庫切れが起きやすいため余裕を持って準備しましょう。

チェックリストをつくることで、買い漏れや準備不足を防げます。
事前の段取りを整えておくほど、当日の運営がスムーズになります。

SNS・ポスター・店内告知でイベントを広める方法

イベントは準備して終わりではなく、告知が集客の成否を左右します。
X(旧Twitter)やInstagramで早めに情報を出し、衣装のチラ見せや限定フードの予告で期待感を高めましょう。

店頭のポスターやメニュー表への貼り出しをおこなえば、常連のお客様に確実に伝わるため効果的です。
複数の媒体を組み合わせることで、より多くの人にイベントを知ってもらえます。

当日の流れを決めてスタッフと共有する

イベント当日はバタつきやすいため、オープンからクローズまでの流れを事前に決めておくことが重要です。
受付方法、特典配布のタイミング、フードの提供順など、細かな部分まで共有するとトラブルを防げます。

打ち合わせ時にロールプレイを行えば、スタッフ全員が具体的な行動をイメージしやすく、当日も安心して接客できるでしょう。
全員で動き方を統一することで、スムーズで満足度の高いイベントに仕上がります。

コンプライアンス面の注意点(風営法・飲食店許可など)

年末年始イベントは盛り上がりやすい反面、コンプライアンスの見落としがトラブルの原因になることがあります。
とくにコンカフェは「接待行為」に該当する可能性があるため、風営法の理解が欠かせません。

ここでは、イベント企画の前に知っておきたい法律・許可に関する注意点を分かりやすく整理して解説します。

ゲーム・カラオケ・お酌は「接待」に該当する可能性

ゲーム対戦やカラオケのデュエット、お酌など、お客様と密に相手をする行為は「接待」に該当する場合があります。
接待行為になると、飲食店営業許可だけでは不十分で、風俗営業1号の許可が必要です。

とくにイベント時は、スタッフが盛り上げようと接客が濃くなるため注意が必要です。
「どこまでが許されるのか」を事前に確認しておくことで、知らないうちに違反するリスクを避けられます。

風俗営業1号許可が必要なケースと取得の流れ

お客様の隣に座る・一緒にゲームをする・カラオケを盛り上げるなどの行為を行う場合、風俗営業1号許可が必要です。
この許可を持たずに接待行為を行うと処分の対象になるため、イベント前に判断しておかなければいけません。

許可取得には、図面作成や警察署への申請、構造確認など約1〜2カ月の期間がかかります。
安心してイベントを開催するためにも、許可の取得は早めに準備しておきましょう。

2025年風俗営業法改正による罰則の内容

無許可営業に対する罰則
・2年以下の拘禁刑 ⇒ 5年以下の拘禁刑
・200万円以下の罰金 ⇒ 1,000万円以下の罰金
・200万円以下の罰金 ⇒ 3億円以下の罰金 (法人への罰則)

イベントでトラブルを避けるためのルール作り

盛り上がるイベントほどトラブルの芽が生まれやすいため、事前にルールを決めておくことが重要です。
飲酒の制限、チェキ撮影の動線、フード提供の順番など、細かな部分まで決めておくと混乱を防げます。

スタッフ全員でルールを共有することで、お客様への案内も統一され、安心してイベントを楽しんでもらえます。
しっかりした運営ルールは、店舗の信頼性を高めるためにも欠かせません。

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定休日や営業時間の変更時の注意点

年末年始は営業時間の変更や特別営業を行う店舗も多いため、告知が不十分だとトラブルの原因になります。
とくに深夜営業は、営業時間の範囲によって追加の許可が必要になる場合があります。

SNSや店頭、店内ポスターなど複数の媒体で早めに案内しておくことが大切です。
事前の周知を徹底することで、クレームや混乱を防ぎ、スムーズなイベント運営につながります。

年末年始イベントの具体事例

実際に他のコンカフェ/メイドカフェが仕掛けた年末年始イベントを見ることで、自店でのアイデアがぐっと現実的になります。

ここでは、実際に実施されて話題となった3つの店舗事例を紹介します。
それぞれ「どんな内容だったか」「なぜ効果的だったか」が見えてくるはずです。

めいどりーみん

大手メイドカフェである「めいどりーみん」では、年末年始限定の「シャンパン特別企画」を実施。

対象シャンパンを注文したお客様には、キャストに限定ティアラや髪飾りなどの特典を付けることで、お祝いムードと特別感を演出しています。

このような演出は、お酒やサービスに付加価値を与え、来店を「特別な体験」として感じさせるため、集客と売上の両方に効果的です。

参考:めいどりーみん「年末年始シャンパン特別企画のお知らせ」

#Melt asleep -メルトアスリープ-

#Melt asleep -メルトアスリープ-では年末に「カウントダウンイベント」を開催し、常連客と新規客が一緒に年越しを楽しめる場を提供しました。

時間をまたいだ特別営業や演出を用意することで、他の日とは違う特別感を演出し、顧客満足度と話題性を高めています。

参考:#Melt asleep -メルトアスリープ-「年末カウントダウンイベント」

Romantique(ろまんてぃーく)

Romantique(ろまんてぃーく)でも年末年始にあわせて「新年イベント」を開催。限定メニューや特典を用意して、ファンの再来店を促す構成です。

このような年始イベントは、日常営業との差をつけやすく、リピーターに「今年も行こう」という習慣を定着させる効果があります。

参考:Romantique(ろまんてぃーく)「お正月イベント開催のお知らせ」

年末年始イベントは「7つのアイデア」と「5つの準備」で成功できる

年末年始イベントを成功させるポイントは、紹介した「7つのアイデア」を軸にしながら、適切な準備を進めることです。
とくに、企画内容の明確化・物品準備・スタッフ配置・告知・当日の運営ルールづくりの5つを意識するだけで、初めての店舗でも安心して実施できます。

さらに、年末年始は特にトラブルが起こりやすい時期でもあります。
接待行為に該当しないか、営業時間の変更に届け出は必要かなど、法令面の確認を怠ると、せっかくのイベントがリスクにつながるかもしれません。

風営法や飲食店営業許可の扱いに不安がある場合は、行政書士に相談することで、必要な手続きや注意点を事前にクリアにできます。
安心してイベントを運営するためにも、専門家のサポートを上手に活用してください。

-許認可(風俗営業関連)