中古車販売

中古車販売を始めたいと考えている方の中には、「車の販売に許可が必要なの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。

実は、中古車を仕入れて販売する場合、原則として古物商許可を取得する必要があります。

古物商許可は、盗品の流通を防止するために定められている制度であり、中古車販売業を始める際には非常に重要な手続きの一つです。

ここでは、中古車販売に古物商許可が必要な理由と、申請の流れについて分かりやすくご紹介します。

中古車販売で古物商許可が必要になる理由

中古車販売業に古物商の許可が必要な理由は、中古車も法律上「古物」に該当するからです。

中古車販売は、一般的に次のような流れで行われます。

・オークションや業者から中古車を仕入れる
・整備やクリーニングを行う
・お客様へ販売する

このように一度使用された物(中古品)を仕入れて販売する行為は、法律上「古物営業」に該当します。

中古車は高額商品であるため、もし盗難車が市場に流通してしまうと大きな社会問題になります。

そのため、古物営業法では中古車販売を行う事業者に対し、古物商許可を取得し、取引記録を管理することを義務付けています。

もし許可を取得せずに中古車販売を行った場合、古物営業法違反となり、3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。

そのため、中古車販売業を始める際には、必ず古物商許可を取得しておく必要があります。

古物商許可の申請先と手続きの流れ

古物商許可は、営業所の所在地を管轄する警察署を通じて申請を行います。
基本的な手続きの流れは次のとおりです。

①営業所を決める

古物商許可では、営業を行う拠点(営業所)を決める必要があります。

自宅を営業所として申請することも可能ですが、賃貸物件の場合は使用承諾書が必要になるケースがあります。

②必要書類を準備する

古物商許可申請では、次のような書類を提出します。

・古物商許可申請書
・略歴書
・住民票
・身分証明書
・誓約書
・営業所の使用権限を証明する書類

法人で申請する場合は、さらに定款や登記事項証明書なども必要になります。

③警察署へ申請する

必要書類がそろったら、営業所を管轄する警察署へ申請します。

申請時には、申請手数料19,000円が必要になります。

④審査・許可

申請後は警察による審査が行われ、問題がなければ許可証が交付されます。

許可が下りるまでの期間は、一般的に約40日程度です。

中古車販売を始める際のポイント

中古車販売を始める場合、古物商許可のほかにも確認しておくべきポイントがあります。

たとえば、中古車の名義変更や車庫証明など、自動車に関する手続きが発生するため、販売後の手続きの流れも理解しておくことが大切です。

また、インターネットで中古車を販売する場合でも、古物商許可は必要になります。

さらに、古物商には次のような義務があります。

・取引相手の本人確認
・古物台帳の記録
・盗品の疑いがある場合の通報

これらのルールを守りながら営業することが求められます。

中古車販売は比較的始めやすいビジネスですが、法律に基づいた手続きを正しく行うことが重要です。

当事務所では、古物商許可申請のサポートを行っています。

「これから中古車販売を始めたい」「手続きをスムーズに進めたい」という方は、お気軽にご相談ください。